ライフナビプロジェクト 参加者の声 前川 雄飛さん

学生アンバサダーとしても活躍してもらっている立命館大学4回生の前川 雄飛(まえがわ ゆうひ)さんからいただいた感想をご紹介させていただきます。


私は2016年の11月と12月のものに参加させていただきました。
参加のきっかけ、参加した感想を中心に今回お伝えしたいと思います。

【将来の夢、そんなもの分からない。必要とすら思わない】
ちょうど就活の時期真っ只中にライフナビに参加しました。
その頃の私は漠然とした将来への不安を抱えていました。
納得できる進路選択と皆が言うけれど、はたしてやりたいことなどあるのだろうか、答えなど永遠にでないのではないか。
そんなことばかり考えていました。
最初ライフナビを知人から紹介されたとき、将来の夢を探す?そんなもの簡単に見つかれば苦労しないと、「夢」というむずがゆくなるような言葉をどうしても受け入れられずにいました。
ただ、何かをしていないと不安で、違う世界が見たくて、結果的に知人の一度でいいから来てみないかという熱心な誘いを受け、参加を決意しました。

【こんな自分がいたことに、今、気付けて良かった】
率直な感想をはじめに。
今は参加して本当に良かったと思っています。
しかしあえて私の実感として、「必ずしも明確に夢が見つかるわけではない」ということを強調したいと思います。
実際私は2度参加をしましたが、1回目に掲げた夢と2回目のそれはかなり違うものでした。
また、2回の参加後には結局、これが本当にやりたいことなのかと疑問に感じ、社会に出て、沢山の人に会い、広くものを見てから、本当にやりたいことを再度見出そうという考えに至りました。
じゃあ、このワークには一体何の意味があるのか。
それは、「見たことのない自分が見つかること」。
これに尽きると思います。
「これだ!」といった夢はその場では見つからないかもしれないし、自分と向き合うことで少なからず苦痛を感じることもあるかと思います。
でも、
「昔から自分が嬉しいと感じる瞬間ってどういう時だったかな」
「周りにはいつもどういう人たちがいたかな」
「これから生活したい未来ってどんなものだろう」
「そのためにはどうしたらいいのだろう」
と重ねることで見えてくるものが絶対にあります。
そして、自分の気持ちに気が付いたという安心感はものすごく心を軽くします。
これが就活不安に追い込まれていた私にとって一番の救いでした。
「こんな自分がいたことに、今、気付けて良かった」心からそう思えました。

【「すごい夢」が賞賛される場所ではない】
一つだけ、これだけは分かってもらいたいことがあります。
それは、ここは「すごい夢」がある人が自信満々に語り、それが評価される場所じゃないということです。
変な話、夢を持たなきゃいけない場でもないし、語らなきゃいけない場ですらありません。
「幸せな家庭を築きたい」「親に恩返しがしたい」
周りの夢に感動しながら、自分の内面と自然に語り合い、新しい自分に会う。
自分がちゃんと望む「自分がしたいこと」を探す行為は意外と楽しいということを知る。
そこにこそ、周囲からの賞賛があって、自分も自分を認められます。
そういう特別な場だからこそ、私の気持ちはそれまでよりもずっと軽くなったのだと思います。

【未来を少しだけでもポジティブに考えらえると、こんなにも楽になるのか】
私はたまたま就活の時期にあったのでそれについて振り返ると、かなり精神的にしんどかったというのが本音です。
企業研究や面接を通して、考えれば考えるほど自分が「何」なのか分からなくなるし、数十年間のまぎれもない自分の人生を説明できないことの恐怖は尋常じゃないものがあります。
もしかしたら合否以上に自分が自分を認められないのが何よりも辛かったと感じています。
だから、就活サイトにあるようなテンプレートから抽出した志望動機で身を固めるしか、自分で自分を否定しない方法はなかったんです。
個人的な意見ですが、私は親を喜ばせたいからだったり、周囲から一目置かれたかったりといった理由から、人の目から見て良い就職先に行くことが悪いとはどうしても思えません。
素晴らしい一つの人生選択ではないでしょうか。
でも、注意しなければならないのは、本当にそれが自身の望むものなのかだと思います。
逃げるために用意した動機などではなく、本心から達成したく、心から喜べるものかどうか。
それを自問し、何かしら自分が納得のできる答えを見つけたときが、自分で自分を認めることなのだと思います。
そしてそれが見つかったときに、こんなにも楽になるのかと私は実感し心底驚きました。
別にそれは就活限った話でなく、すべての人生の選択において当てはまることだと思っています。
こうした自身との対話を、自分ひとりで始めることは残念ながら私にはできませんでした。
なぜなら、それはとても怖いことだからです。
どうにかして目を逸らしたいことだからです。
しかし、強制力の何一つない自由な空間の中で、人と一緒だからこそ私は踏み出すことができました。
そして少しだけ、自分と未来に希望を持つことができました。

将来に明るい未来を見るかどうかは自分の捉え方次第です。
心が少しだけでも楽になることを求めている方、どうか勇気をもって参加を検討してみてはいただけませんか。
この活動で救われた身としてのささやかなお願いでした。